仮想通貨・FX投資の落とし穴とビットコネクトの悲劇から学ぶ教訓
騙される人があとを絶ちませ。豊かな人生を送るには、ポンジスキームを避けていくことが重要です。高い利息や金利に騙されつい手を出してしまいます。中には、全財産を失う人もいます。そうならないためにも知識を身につけましょう。特に、金融庁未登録業務には注意が必要です。あと、騙され失ったお金は取り返せない可能性が高いです。
はじめに
皆さんは「ポンジスキーム」という言葉をご存知でしょうか?
近年、仮想通貨やFX投資が盛んになるにつれて、この言葉も頻繁に耳にするようになりました。
高額なリターンを約束し、新規の投資家から集めた資金で先行投資家に配当を行うという巧妙な手口で、多くの投資家を騙してきました。
今回は、そんなポンジスキームの恐ろしさと、実際に起きたビットコネクトの事例を交えながら、仮想通貨やFX投資を行う際の注意点について解説します。
ポンジスキームとは?
ポンジスキームは、初期の投資家に高いリターンを与えることで新たな投資家を呼び込み、その資金で先行投資家に配当を行うという仕組みの詐欺です。
まるで雪だるま式に資金が増えていくように見えることから、「雪だるま式詐欺」とも呼ばれます。
しかし、新規の投資家が入らなくなると、支払いができなくなり、システムは崩壊してしまいます。
なぜポンジスキームは流行るのか?
ポンジスキームが流行る理由はいくつか考えられます。
* 高額なリターンへの魅力: 短期間で大きな利益を得たいという人間の心理を巧みに利用します。
* 複雑な仕組み: 一般の人には理解しにくい仕組みであるため、専門家の意見を信じてしまう人が多いです。
* 口コミや紹介: 知人からの紹介やSNSでの口コミを信じてしまう人も少なくありません。
ビットコネクトの悲劇
ビットコネクトは、2014年に登場した仮想通貨で、高いリターンを約束し、多くの投資家を惹きつけました。
しかし、2016年には当局の規制強化やハッキングなどの問題が発生し、システムが崩壊。
投資家たちは多額の損失を抱えることになりました。
ビットコネクトは、世界最大のポンジスキームの事例として挙げられます。
被害総額2016億ドル以上といわれています。
ジュビリーエースの悲劇
2021年の事件です。主に海外不動産投資を名目に会員を勧誘し、高額な報酬を約束するマルチ商法として知られていますが、仮想通貨を絡めた詐欺行為も報告されています。高額なリターンを約束しながら、実際には投資家から集めた資金がどこに使われているのか不明な点が多く、疑わしいとされていました。
被害総額650億円 自殺者も出ました。
仮想通貨・FX投資の注意点
仮想通貨やFX投資は、高リターンが期待できる一方で、リスクも非常に高い投資です。
投資を行う際は、以下の点に注意しましょう。
* 金融庁の登録を確認する
仮想通貨交換業者やFX業者は、金融庁に登録されていることを確認しましょう。
* 高額なリターンを約束する業者には注意する 簡単に高額なリターンが得られる話には、裏がある可能性が高いです。
* 情報収集を徹底する
投資する前に、その通貨や業者についてしっかりと情報収集を行いましょう。
* 無理のない範囲で投資する:
全ての資金を投資に充てることは避け、生活に支障が出ない範囲で投資を行いましょう。
まとめ
ポンジスキームは、巧妙な手口で投資家を騙し、多大な損失を与える可能性があります。
仮想通貨やFX投資を行う際は、十分な注意を払い、安易な投資は避けましょう。
仮想通貨、FX投資は金融庁登録のある証券会社、取引所を利用しましょう。